計算尺・そろばん・電卓・スマホ・タブレットそしてパソコン

こんにちは。

私は、自分で大学受験の教室を経営したり、オンラインコンテンツの開発をしています。今日あたり東京も自粛解除となって、来週あたりから都内の高校は通学が始まるのでしょう。

ただし、全校一斉とはならないようです。しかも滞在時間は2時間とか、午前中だけとか。

2か月前からZoomという双方向会議システムがにわかに流行りはじめて、このZoomというブランドが。ほぼ一般名詞化ているのは、クリーネックスとか、ホッチキスあるいはかつてのゼロックスなどもそうだった。昭和3年産まれの父は、コピーをとることをゼロックスすると言ってたな。

それはさておき、大学などはさっさと双方向会議システムで講義を再開してるようだけど、問題は、学生全員が、それに対応するパソコンと通信インフラを持っているとはかぎらないことだ。

さらに、高校生を抱えている家庭でのパソコン普及率は、相当低いことが予想される。いつもお世話になっている宅配クリーニングの奥様に話を聞くと15年前に買ってその後放置。この奥様には高校生のお坊ちゃんがいて、登校拒否になったり、転校したりで、その相談に乗って、少しは話を伺える。

そうなんだよ。スマホは一人一台でも、パソコンは持っていないか、持っていても使わないでいることが多いのだ。

学習のためのインフラとしてはどうしてもパソコンが必要だと思う。タブレットは今様のテレビと変わらない気がする。

中高生に一人一台パソコンを支給する。Intel corei3にメインメモリは8GB。ストレージはSDDで250GB。その程度を支給すれば、各々の家庭の経済環境に関係なく、未来の坂村健や、嶋正利が出現するかもしれない。

63歳の私は、高校時代に計算尺を数学の授業で使った。計算機は進化する。今の高校生は、一人一台パソコン使って、数値計算したり、統計計算して欲しい。

いつまでも、昭和どころか明治期の教育システムを引きずっていてはだめだ。